カフェのプロデュースと運営も授業の一環

施設内のカフェは、学生たちが授業の一環としてプロデュースと運営を行っています。
メニュー開発や収支計画、スタッフのリクルーティングやシフト管理、コスト管理、食材や包材の受発注など、一般的なカフェの運営に関わる全ての業務を学ぶことができます。

このカフェでは、味にこだわったスイーツが提供されており、その中でも「不動のプリン」は特に試行錯誤が重ねられました。
ゼミの授業では何度も試作を行い、ゼミ生たちの試食を通じて味の完成度を高めました。
また、スイーツに使用する玉子は、「田中ファーム」という大田市で平飼いされた鶏の玉子が中心ですが、生産量に限りがあるため、必要に応じて県内産の玉子を使用しています。

カフェでは地域食材を積極的に活用し、「島根のクリームあんみつ」には木次牛乳や地元ベーカリーの餡、飯南町の冷凍芋「森の絹」などが使われています。
さらに、クリームソーダや琥珀糖ソーダなどのドリンクメニューも提供されており、コーヒーやお茶にも地元の飲み物が使用されています。

このカフェでのプロデュースと運営の経験は、学生たちにとって貴重な学びの場となっています。
授業を通じて実際のカフェ運営に関わる業務を体験し、経営の視点やチームワークを学ぶことができます。
地域の食材や特産品を活かしたメニュー開発や効率的な運営を通じて、将来のキャリア形成にも役立つ貴重な経験となるでしょう。